株式会社シテイルの基本的な紹介
動画での説明も行っていますので、そちらで見たい方はこちらからどうぞ
株式会社シテイルは2015年2月6日に設立したゲーム開発会社です。
業務内容は主に親会社からの受託開発で、設立からの数としてはゲームのモック制作が多いのですが、ゲームを1本丸々開発というのも行っています。
受託なので内容の決定権は当然発注側にあるのですが、ゲームの内容、特にゲームコアのバトルのルール等の案を出すことに関しては現状、任していただいている部分が多く、こちら主導で色々なシステムを作って提案しに行くという形が多くなります。色々作る分、当然、却下や作り直しも多いのです。そこはゲーム開発はそういうものだと思っていますし、今のクライアント(親会社)はリテイクがあれば追加の予算と期間が用意してくれるという状況ですので、この業界においてはかなり恵まれていると思います。これを恵まれてると書いてしまうのは残念ではありますが、実際予算も期間も用意されないなんて話はよく聞きますし、経験したこともあります。
シテイルの大きな特徴として、フリーランス集団の側面が強いという点が挙げられます。
深津さんの経営するTHE GUILDが似たようなコンセプトですが、シテイルはあちらよりなんというか、地味、です。メインはデザイン系じゃないですしね。
僕が昔フリーランスやっていた時に、勉強会とかで会うエンジニアが、腕はすごいんですが交渉とかコネとかそういうのが下手で、要するに非コミュなんですが、そのせいでひどく安い額で仕事をしていたり、プログラムはすぐ書けても納品のメール書くのに何時間もかかっちゃうとか、次の仕事取ってこれないとか、そういう人たちが沢山いて、もったいなさすぎて「じゃあ僕がそこやってあげるから!」って言い出すようになったんですよ。僕もプログラマだったので基礎部分だけ作って分割して他の人に渡すみたいな形で、フリーランスでフリーランス集団まとめるみたいな時期があったのですが、それを法人化してできたのが株式会社シテイルです。なのでメンバーの多くは内向的な雰囲気で、オフィスは他と比べてすごく静かです。みんな黙々と作業をしています。プロジェクトごとに定期的に懇親会を開催してますが、参加は強制じゃないですし、お酒を飲む率も比較的低いと思います。1度参加を断った人に「えー、行こうよー」みたいに誘うのは禁止と言っています。最近は飲み会のお金を昼にまわして、ランチを食べに行く、とかいう場合もあります。
契約形態も業務形態も様々で、在宅、出向それぞれ居ますし、週に4日は長野に居て1日だけ新幹線で出社してくれるエンジニアも居ます。東京に居るけどずーっと在宅の人も居ます。フリーランスですから成果出せるならなんでもいいわけですね。やる気出して作業してもらえるようにオフィス環境も色々と整えています。カラフルにしたりはしないですが、実利的な面で、椅子とか机とか機材とか。このあたりCygamesさんの影響も大きいのですが、別の記事や動画で紹介します。
人数についてよく聞かれて、そのたびに困るのですが、フリーランス集団なためにどこまでが「人数」なのかはっきりしません。1週間に2日だけ働くみたいな人も居ますし…。契約がある人数をのべで数えると100人くらいになるのですが、人月で数えると50~70人くらいでしょうか。社員と言うと間違いなので、メンバーと呼んでいます。年齢層がバラバラなので平均年齢はあてになりません。一番下が20歳くらい、一番上は確か40中ばだったと思います。僕が33なので、真ん中に居ますね。
何にせよメンバーのほとんどが互いの年齢や契約形態に無頓着なため、メンバー同士で「え?○○さん他の会社の人だったの?へー…」みたいな会話が繰り広げられることも多いです。
会社を辞める場合も・・・と言ってもフリーランスの場合契約がしばらく無くなるというだけですが、その際も特に送別会はしません。
そういった、人によっては気軽、人によってはドライ、人によっては冷たい、人によっては厳しい、そういう社風です。
世の中アットホームな会社が多いので、こういった変わった会社があってもいいんじゃないかなと思っています。そういう社風に興味がある人は、是非1度遊びにきてみてください。