尾野(狐)利用のガイドラインを作成しました

こちらで公開しています

尾野(狐)の利用ガイドライン

要約すると、動画をまるっと無断転載したり、公式に見えるような使い方をしなければ後は自由だけど、株式会社シテイルは責任を負わないよ、という感じです。

僕は元々、ガイドラインを作成すること自体が、その利用の幅を狭めることになるという主義でしたが、どうしても不安で、ガイドラインを求める人も多いということで、良い機会ですのでキャラクターや創作物でのMITライセンスや、BSDライセンスを目指したライセンスを作成してみることにしました。

創作界隈でのライセンスと言えばクリエイティブ・コモンズ・ライセンスが非常に有名です。
非常に便利で、何気なく使っている人も多いと思うのですが、「継承」の選択肢はGPLのライセンス感染と同じ問題を抱えており、「非営利」や「改変禁止」の判定も難しい点が、実は二次創作との相性と齟齬があるかなと思っています。もちろん、MITのような利用方法も出来る便利なライセンスなのですが、個別の要素に含まれるデメリットがあまり理解されていない中、何気なくそれらの要素をつけた状態で公開されてしまうことが多いと感じています。

そこで、最初から創作物におけるMITにあたるようなライセンスを作ってみようと思い立ちました。

とはいえ、企業のキャラクターですから何でも自由というわけにはいきません。フェアユースの考え方も日本ではあまり広まっておらず、どこまでが企業に対して不利益を与える行為なのかわからず、不安を与えるようです。
そこでMITライセンスの考え方を元に、出来る限り自由に、しかし公式と誤認させることと、引用を超えた転載だけを禁止するガイドラインにしてみました。

gitHubで公開していますので、修正案等を受け付けることも出来ます。

修正を繰り返していき、企業が創作物に対するガイドラインを作成する時の、最も制約が低く、ここから自由な制限をつけて利用できるようなガイドラインになれればと思っています。

ひとまずは尾野(狐)に関してになっていますが、ここから対象を一箇所切り替えるだけで他の個人や企業も流用できるようにしたいところですね。修正案のプルリクエストお待ちしております。

関連記事

関連記事はありません。